人気の宅配介護食6つを比較していくと、
3つの介護食に、”ある良いポイント”がありました。
宅配介護食を選ぶポイントは3つ↓
1.やわらかさ
2.とろみ
3.メニューの種類
まず、
介護食を食べる上で、なくてはならないのが『食べやすさ』。
歳を重ねて歯や筋肉が弱くなってくると
かむ力がなくなってきたり、
食べ物を飲み込む力が弱くなると
食べ物が気管に入って、誤嚥をひきおこすことも。
なので、
介護食は食べやすいように、合う「やわらかさ」と「とろみ」が重要。
こちらは、介護食の食べやすさを4つの区分に分けたもの↓
ご本人は、どこに当てはまりそうですか?
「2〜3ぐらいかな」
と簡単にイメージしてみましょう!
そして、
もうひとつ大切なのが「メニューの種類」です。
食事は栄養をとるためでもありますが、
食事が充実すると楽しみになりますし、1つの生きがいにもつながります。
決まったメニューが続くと、食欲がおちてしまうこともあるかもしれません。
ご本人の好みに合わせていろいろな料理を食べることができると
食事が楽しみになって、健康なライフスタイルをおくることができるのではないでしょうか。
それでは、この3つのポイントで6つの人気宅配介護食を見ながら、
ご本人に合う食事を選んでいきましょう!
宅配介護食①:『やわらかダイニング』
やわらかさ:区分1〜3程度
とろみ:◎
メニューの種類:21種類以上
やわらかさは3種類のセットがあります↓
ちょっとやわらかめセット→区分1程度(程よいやわらかさ)
かなりやわらかセット→区分2程度(お箸で簡単にほぐれる)
ムースやわらかセット→区分3程度(スプーンでつぶせる)
かなりやわらかの食事を食べた印象は、すごく食べやすい食事。
やわらかさは3種類ありますが、各料理にとろみがかったソースが味付け良くかかっていました。
上の写真は「照り焼きチキン」というメニューですが、
きちんとやわらかい料理に姿を変えて、食べやすいように調理されているのがわかります。
やわらか食専門の宅配食なだけあって、どのメニューもきちんと工夫して調理されています。
注文できる食数は、7食・14食・21食の3種類。
7食で注文すると時期によっては同じメニューがあるかもしれませんが
21食で注文すると、少なくとも21種類のメニューを楽しむことができます。
やわらかダイニングを選んだあなたは公式サイトでまずはお試しで食べてみましょう!
>>やわらかダイニング公式ホームページからやわらかさを選んで食べてみる
宅配介護食②:『ワタミの宅食 介護食』
やわらかさ:区分1〜3程度
とろみ:○
メニューの種類:16種類
やわらかさは2種類↓
やわらかおかず:区分1程度
ムース食:区分3(舌でつぶせるやわらかさ)
やわらかくて食べやすい食事。
ただ、普通食の宅食をやわらかくしているという印象で
ひき肉が普通食と同じくらいのやわらかさだったり、
大根がほとんどやわらかく調理されていたものの
一切れだけすじのようなところが残っていたり。
確かにやわらかい食事として食べやすいのだけれど、
介護食専門の宅配食ではないので、本格的にやわらか食を求めず、少しやわらかい食事の方が食べやすいかなという場合に良いかもしれません。
やわらかおかずとムース食は、それぞれ8食セットで注文することが可能。
それぞれ2種類のセットがあるので、メニューの種類はそれぞれ16種類あります。
ワタミの宅食 介護食を選んだあなたは、「やわらかおかず」か「ムース食」のどちらかを選んで食べてみましょう!
>>ワタミの宅食 介護食公式ホームページからお試しで食べてみる
宅配介護食③:『メディカルフードサービス』
やわらかさ:区分2〜3
とろみ:◎
メニューの種類:30種類以上
やわらかさは2種類↓
やわらか食:区分2(歯ぐきでつぶせるやわらかさ)
ムース食:区分3(舌でつぶせるやわらかさ)
やわらか食は歯ぐきでつぶせるやわらかさですが、想像以上に柔らかかった。
メディカルフードサービスの食事は特殊な製法でやわらかく調理されているので
栄養価が損なわれることなく作られているのも嬉しいポイント。
上の写真の「やわらか食」は特にやわらかくて、
例えば、こちらのブロッコリーは口へ入れるととけて喉まで通っていくような食べやすさでした。
赤魚は形・見た目は赤魚だけれども、口の中でトロっととけるような舌ざわりで
すっと喉へ入っていくかんじ。
「これなら美味しく食べられる」という人は多いのではないでしょうか。
注文できるコースはたくさんあって、
週6食コースから8食、10食、12食、14食のコースなどたくさん。
週6食コースには、肉メニューのコースや魚メニューのコース
というものもあるので、
「魚ばかり食べたい」という場合には選ぶことができます。
メニューは月ごとにHPで献立表を見ることができますが
30日でかぶるメニューがないのは、メニュー作りにかなり力を入れているのがわかりますね。
メディカルフードサービスを選んだあなたは、公式サイトでやわらかさと食数を選んで食べてみましょう!
>>メディカルフードサービス公式ホームページからお試しで食べてみる
宅配介護食④:『食宅便 やわらかい食事』
やわらかさ:区分1〜2程度(歯ぐきでつぶせる硬さ)
とろみ:△
メニューの種類:21種類
全体的にやわらかく調理されていて、食材は比較的細かくなっているものが多い印象。
歯ぐきでつぶせる硬さを目安に調理されていて、やわらかい料理が多いですが、
中には、このブロッコリーのようにやわらかくなっているものの
歯ぐきでは頑張ればつぶせるかなというものも。
とろみは料理によってつけられているものと、そうでないものがありました。
食宅便は医療・福祉に実績のある宅配食。
色々な普通食のコースがある中に「やわらかい食事」というコースがあります。
やわらかい食事は7食セット。
A・B・Cセットの3つがあるので、メニューの種類は合計21種類。
食宅便を選んだあなたは、公式サイトからやわらかい食事の好きなメニューセットを選んでいきましょう!
>>食宅便公式ホームページから好きなメニューセットを食べてみる
宅配介護食⑤:『スギサポデリ やわらか食』
やわらかさ:区分1程度
とろみ:○
メニューの種類:36種類
とろみはついている料理とそうでないものも。
全体的にしっかりやわらかく調理されていて食べやすかった。
介護食というほどではなく、かむ力が弱くなってきた人向けに
やわらかめに調理された食事という印象。
この豚肉のように、やわらかくなっていたものの
細かくはなっていない料理や
中にはとろみがつけられていない料理も。
区分2や3が必要な人ではなく、少しやわらかめの方が良い
という人に良い食事だと思いました。
スギサポデリはメニューの種類が豊富。
1セット6食で、セットの種類が6つ。
合計36種類のメニューがあります。
お肉中心のセットや魚中心のセットもあるので
ご本人の好みに合わせて選ぶことができるのも良いポイントです。
スギサポデリを選んだあなたは、公式サイトから好きなメニューセットを選んで食べてみましょう!
>>スギサポデリ公式ホームページで好きなメニューのセットを食べてみる
宅配介護食⑥:『食のそよ風 そよ風のやさしい食感』
やわらかさ:区分2程度
とろみ:◎
メニューの種類:20種類
食のそよ風は高齢者向けの健康食。
その中でも、かむ力や飲み込む力が弱くなってきた人のために
やわらかく調理されているのが「そよ風のやさしい食感」というコースです。
どの料理も硬い部分はなく、細かいところまで丁寧に調理されている印象。
少しでもやわらかくなっていない食材があると安心して食べてもらうことができないですが
そよ風のやさしい食感は丁寧に調理されていたので、
安心して食べてもらうことができるのではないでしょうか。
とろみはすべての料理にまんべんなくつけられていました。
肉料理は、肉はやわらかいだけでなく、かなり細かくなっている。
魚はゼリー状のソースがかけられていて、喉通りは十分に良い。
食べやすいように色々な工夫がされていてかなり良かったです。
食のそよ風は10食セットで、AセットとBセットの2種類から選ぶことができます。
メニューの種類は合計20種類。
5食で注文できるお試しセットがあるので、
食のそよ風を選んだあなたは、まずは5食から食べてみましょう!
>>食のそよ風公式ホームページで5食セットを注文して食べてみる
6つの宅配介護食を比較
あなたはどれが良さそうでしたか?
これらの人気の宅配介護食は、味はどれも美味しいので、
どれを選んでも良いと思います。
もし迷っていたら、こちらの3つの中から始めてみるのが良いかもしれません↓
・やわらかダイニング
・メディカルフードサービス
・食のそよ風
やわらかダイニングは、やわらかい食事を専門にしているサービスですし、
メディカルフードサービスは、やわらかい食事や制限食のような専門の食事に特化しています。
そよ風のやさしい食感は高齢者向けの宅配食。
この3つが良い理由は、食材の細かいところまで丁寧に調理されていること。
普通食の宅配食と一緒に作られている食事は、全体的にやわらかく調理されているものの
食材によってはやわらかくなりきっていない部分がある料理も見られました。
やはり
高齢者向けだったり、介護食を専門に作っている宅配介護食は
こういった細かいところまで丁寧に作られていたので
食べてもらうには安心感がありますよね。
試してみて、「他の食事も試してみたいな」と思ったら
変えてみることもできるので、まずは食べてみるのが良いのではないでしょうか。