『2つのポイント』をふまえて値段を比較していくと、どれがリーズナブルな宅配介護食なのかわかってきます。
自宅介護で大変なことの1つは食事。
僕が家族の介護を手伝っていたときも、やわらかい食事の準備をするのに手間と労力がかかりました。
介護をするときに大切なのは、できるだけ無理をせずに、手を抜けるところを探していくこと。
食事も宅配介護食を使って、手がかからないようにしてきたいところです。
(どれくらい手間を減らせるのかについてはこちらの記事を参考にされてみてください↓)
>>時短ワザで介護食が5分で完成!? “宅配介護食5つのメリット”
では、
宅配介護食って、いくらぐらいなのでしょうか?
今回は人気の宅配介護食4種類を厳選↓
①やわらかダイニング
②食宅便
③食のそよ風
④スギサポデリ
この人気の宅配介護食4種類の値段を比較していきます。
でも
値段を比較するときに注意しないといけないことが “2つ” あります。
それがこちら↓
1. 送料を含めた1食あたりの値段で比較する
2. 食事のボリュームと品数も見る
まず、
宅配の介護食はクール便で配達してもらうので、送料が少し高め。
食事自体の値段が安くても、送料もそれぞれ違うので、
送料を含めていくらになるのか見ていくことが大切です。
また、
宅配介護食によって品数と食事のボリュームも違います。
同じ値段でも、5品入っている宅配介護食もあれば、3品の宅配介護食もあります↓
食事のボリュームもそれぞれ違うので、品数やカロリー数を見ながら比較すると良いのではないでしょうか。
それでは、この『2つのポイント』をふまえて、
4つの人気宅配介護食の値段を一緒に見ていきましょう!
人気宅配介護食4種類の値段を比較した結果
まず、4つの宅配介護食をざっくりと比較したのがこちら↓
(都度購入と定期購入で送料が変わってくるので、今回は定期購入でそれぞれ計算しています)
1番安いのは、食のそよ風の1食あたり約670円
1番高いのは、スギサポデリの1食あたり約800円
1食あたりの差が約130円あるのは、毎日積み重なると大きいですね。
それでも、
食のそよ風は1食あたり3品で食事ボリュームも少なめ。
この中には、まとめて購入できる宅配介護食もあったりして
購入の仕方でお得感も変わってくるので、それぞれ詳しく見ていきましょう!
宅配介護食の値段①:『やわらかダイニング』
『やわらかダイニング』の値段
まず、やわらかダイニングには、3種類のやわらかさがあります↓
やわらかレベル1:ちょっとやわらかめ宅配食コース
やわらかレベル2:かなりやわらか宅配食コース
やわらかレベル3:ムースやわらか宅配食コース
やわらかさによっては値段も少し変わってきます。
送料は、770円ですが、定期便にすることで半額の385円に割引。
送料をふまえて見てみましょう!↓
やわらかレベル1:ちょっとやわらかめ宅配食コース
7食セット:4968円(1食あたり約765円)
14食セット:9828円(1食あたり約730円)
21食セット:14580円(1食あたり約713円)
やわらかレベル2:かなりやわらか宅配食コース
7食セット:5616円(1食あたり約858円)
14食セット:10692円(1食あたり約792円)
21食セット:15984円(1食あたり約780円)
やわらかレベル3:ムースやわらか宅配食コース
3食セット:1620円(1食あたり約669円 お試し注文)
7食セット:5616円(1食あたり約858円)
14食セット:10692円(1食あたり約792円)
21食セット:15984円(1食あたり約780円)
(それぞれ定期便の送料で計算)
『やわらかダイニング』の品数と食事ボリューム
やわらかダイニングの実際の食事はこんな感じ↓
1食4品で200〜250キロカロリー程度。
こちらはやわらかレベル2のかなりやわらか宅配食コースの食事で
「お箸で簡単にほぐれる」というのを基準に調理されている食事です。
実際に食べてみると、箸で簡単にほぐれますし
歯ぐきでつぶせるぐらいのやわらかさでした。
多くの料理にとろみがつけてあって、味は優しい味付け。
消化が難しい場合はやわらかさレベル3のムース食も選べますし
やわらかダイニングは介護食としてクオリティは十分だと思いました。
やわらかダイニングを選ぶ場合は、まずは公式サイトからやわらかさを選んでいきましょう!
>>やわらかダイニング公式サイトでやわらかさを選んで食べてみる
宅配介護食の値段②:『食宅便 やわらかい食事』
『食宅便 やわらかい食事』の値段
食宅便にはたくさんのコースがありますが、その中の『やわらかい食事』というコース。
「歯茎でつぶせる」というのを基準に調理されている食事です。
送料は、780円ですが、定期便にすることで半額の390円に割引。
値段は7食セットで4340円。
定期便の送料390円を含めると、1食あたり約676円。
『食宅便 やわらかい食事』の品数と食事ボリューム
食宅便 やわらかい食事の実際の食事はこんな感じ↓
1食5品で200〜230キロカロリー程度。
色々な料理を食べられるのは嬉しいポイント。
この食事で赤魚は骨はなく歯ぐきでつぶせるくらいのやわらかさ。
レンコンはかたそうに見えましたが、思ったより柔らかく調理されていました。
それでも、歯ぐきでかめるほどではないように思いました。
それでも、ほとんどの料理は歯ぐきでかめるぐらいのやわらかさ。
日清医療食品の宅配食で医療・福祉施設への実績も豊富なので安心感があります。
7食セットですが、
やわらかい食事A、やわらかい食事B、やわらかい食事Cの3種類のセットが用意されていて
3種類の中から好きなメニューを選ぶことができます。
食宅便を選ぶ場合は、まずは公式サイトから好きなメニューを3つの中から選んでいきましょう!
宅配介護食の値段③:『食のそよ風 そよ風のやさしい食感』
『食のそよ風 そよ風のやさしい食感』の値段
食のそよ風のコースは3種類あって、
その中に「そよ風のやさしい食感」というやわらかい食事のコースがあります。
かむ力や飲み込む力が気になり始めた方が食べやすいようにやわらかく調理されたコース。
実際に食べてみると、歯ぐきでつぶせるぐらいのやわらかさに感じました。
送料は980円ですが、定期購入にすると無料になるのでかなりお得。
値段は10食セットで6696円。
定期コースで注文すると、1食あたり約670円です。
『食のそよ風 そよ風のやさしい食感』の品数と食事ボリューム
食のそよ風 そよ風のやさしい食感の実際の食事はこんな感じ↓
1食3品で130〜180キロカロリー程度。
他の3種類の宅配介護食と比べると、食事ボリュームは少なめ。
値段も比較的リーズナブルなので、少なめでOKという場合は良いのではないでしょうか。
食のそよ風の食事もとろみがついていたり、消化に良いように工夫して調理されていました。
やわらかさは、上の写真の鮭の料理は舌でもつぶせるぐらい。
個人的な印象としては、食宅便やスギサポデリよりもやわらかい料理が多いように思いました。
5食セットも用意されていますが、5食で3348円なので、
どちらも1食あたりの値段は同じです。
なので、食のそよ風を選んだあなたは、まずは5食セットで食べてみるのが良いのではないでしょうか。
宅配介護食の値段③:『スギサポデリ やわらか食』
『スギサポデリ やわらか食』の値段
スギサポデリにも3種類のコースがありますが、
その中にあるのが、「やわらか食」というやわらかくて食べやすい咀嚼サポート食のコース。
送料は917円で、スギサポデリは定期コースにしても送料は同じ。
ただ、定期コースにすると、食事の値段が5%オフになるので少しお得になります。
その値段は、6食セットで4082円。
定期コースにすると5%オフで、3878円。
送料917円を加えると、1食あたり約800円になります。
これに加えて、スギ薬局の店舗でクーポンが置いてあることがあったり、
会員ランク制度で1万円以上購入するとランクが上がって5%オフクーポンがもらえるという割引制度もあります。
毎回安くなるというものではないですが、
クーポンがもらえたときは活用したいところです。
『スギサポデリ やわらか食』の品数と食事ボリューム
スギサポデリ やわらか食の実際の食事はこんな感じ↓
1食4品で230〜320キロカロリー程度。
スギサポデリの食事もやわらかい食事で食べやすいように工夫されていて、どれも歯ぐきでつぶせる料理ばかり。
今回食べた6食セットの中には、1食あたり320キロカロリーの食事も。
4種類の宅配介護食の中で1番食事のボリュームが多かったです。
やわらかダイニングや食のそよ風の食事は少ないな
という場合はスギサポデリが良いのではないでしょうか。
スギサポデリのやわらか食には6つの6食セットがあって
好きなメニューのセットを選ぶことができます。
スギサポデリを選ぶ場合は、まずは好きなメニューセットを選んでいきましょう!
>>スギサポデリ公式サイトで好きなメニューを選んで食べてみる
人気宅配介護食4種類を食べ比べた感想
1食あたりの値段が最もリーズナブルだったのは、食のそよ風。
定期コースにすれば送料が無料になるというのが大きい。
それでも食のそよ風は1食3品で、食事ボリュームも4つの中ではかなり少なめ。
食事のボリュームや品数を合わせて比較すると、食宅便がリーズナブルな印象でした。
値段を比較すると、どれも大きく値段が変わるということではなかったですし
食事の味ややわらかさも合わせて選ぶのも良いかもしれません。
食事はどれもやわらかくて、
とろみがつけてあったり、食べやすさに配慮された食事でした。
特に、
やわらかダイニングは介護食に特化していて、3種類のやわらかさ。
今回食べ比べたのは、「かなりやわらかめ」の食事でしたが、
それでもこの中では1番やわらかい印象。
介護食としてのクオリティを重視するなら、やわらかダイニングは良いと思いました。
やわらかい食事からムース食まで選ぶことができるので、無理なく食べられそうなセットをお試ししてみるのが良いのではないでしょうか。
>>やわらかダイニング公式ホームページ
(美味しくてリーズナブルな宅配介護食は他にもあります。さらに比較していく場合は、こちらの記事も参考にされてみてください↓)
>>人気宅配介護食を”やわらかさ別”に徹底比較| 介護経験者が実食解説
安くやりくりするために使いたい食事とは
それでも、1食あたり650〜750円は少し高いな
そんなときは「レトルト介護食」と組み合わせると◎。
スーパーにやわらかいおかゆは買うことができますが、
レトルトの介護食もドラッグストアなどで手に入れることができます。
レトルトの介護食は種類はそれほど多くはなく、
味も宅配の介護食に比べると、劣るかもしれませんが、
やわらかさも4種類あって便利↓
宅配介護食と同じで、レンジで温めるだけで食べることができます↓
それほど食事の量を食べられない場合は、
これらのレトルトの介護食を組み合わせていくと
介護食にかかる費用も抑えながら、きちんと食事をとっていくことができるのではないでしょうか。
レトルト介護食について詳しく知る場合は、こちらの記事も参考にご覧ください↓
>>簡単すぎる!? 高齢者が食べやすいレトルトの食事を写真解説